変形性膝関節症について

膝の軟骨が摩擦などですり減ることによって起こり、膝に強い痛みが出る慢性的な病気です。

O脚で肥満ぎみの高齢者の日本人女性は特に注意が必要で、もともと軟骨がもろく傷みやすいといった日本人の遺伝的な要素も背景にあると考えられています。

変形性膝関節症の症状と原因

最も大きな原因は加齢で、歳を重ねるとともに少しずつ関節の軟骨がすり減ったり削れたりすることで、慢性的な炎症や変形が起こります。

また、肥満も大きな原因になり、O脚や閉経後のホルモンバランスの変化によって骨がもろくなることにも関係があると言われています。

初期としては歩き始めや長時間の歩行などで膝に痛みを感じますが、休息を取れば痛みは治ります。症状が進行すると歩くだけで痛みを感じるようになり、ひどくなると膝に水が溜まって腫れたり、O脚が進行したりします。

変形性膝関節症の当院の治療

関節の軟骨がすり減る原因として、膝関節のアライメント異常（関節の歪み）を引き起こした筋肉の低下が起こっています。

その低下した筋肉が弱いだけでなく、凝り固まっていることで自己回復能力が機能せず関節のアライメント異常を修復することができない為に反復して膝がストレスを受け続けています。これらが一定期間続くことで関節本来の正しい動き方を失ってしまい、より治り難い状態に陥ってしまいます。

まずは手技療法で関連している筋肉の硬さを取りアライメント異常を改善することで自己回復能力を機能させます。そして患部の炎症に対しては物理療法を用いて炎症や痛みをコントロールします。

ある程度痛みがコントロールできるようになってきたところで間違った関節の使い方を修正するためのエクササイズを行なっていきます。

お気軽に当院へご相談ください。